七転び八起き!


  声なき叫び 2017年6月

 下船して10日が経ちました。この間、痛めた膝と足は快方に向かい、切り傷はもはや気にならない程度に回復。次の調査までのアルバイトも、以前仕事でお付き合いのあった会社の部長さんから声をかけていただき、明日から働けることになりました(本当にありがたいことです)。その矢先…。

 夕方、メールが届きました。鯨類調査の担当の方からです。曰く、7月中旬から参加できそうだった調査の仕事が、お役所の意向で他の方を採用することになったと。しばらく呆然となりました。すごく期待していたのに。これからの生活もあるのに…。
 とはいえ、こちらがお願いしている立場なので、分かりましたというほかなかったのです。

 参ったなあ。

 同じ調査で乗船調査員の募集締め切りは先週の金曜日でした。僅差で間に合わず。どういうことかと考えましたが、うまくいかないときはうまくいかないものですね。

 凹んでいても仕方ないので、気持ちを切り替えて次に進みます。前へ、前へ。

東京に戻りました


  清水港にて 2017年6月

 サメ類への標識調査ということで20日間の航海が終わり、6月1日、東京に戻りました。調査の常で、まあいろいろとあったわけですが、今航海は体の方がポンコツになりました。左膝と腰の痛み。調査後半から痛みだして、最初は騙し騙し。そのうち階段の昇降も辛くなり…。といって休むわけにもいかず、結局ビッコを引きながら仕事をしていたのですが、下船してからも痛みが残っています(徐々に回復傾向)。いやはや歳でしょうかね。また慣れないうちは釣針(特大!)を手に刺したり、餌のサバの尻ビレにある棘が指に突き刺さったり、刃物で切ったりして、本当に血だらけ傷だらけになりました。
 それでも初体験の延縄漁法では、対象となるサメ類のほか、アカマンボウなど珍しい魚もかかり、見るもの聞くもの新しく刺激的でした。対象としてはほぼ雑魚扱いでしたが、ミズウオという魚の胃の中から現れる大型プランクトンや各種稚魚などが直下の海中の生物相を示しており、こちらも大変興味深いものでした。

 7月は鯨類の生物調査(捕獲した鯨類の体長等測定したり、サンプルを採取したり)で声をかけていただいています。実際に参加するのは初めてなので、とても楽しみにしています。でもまず、この膝と足を何とかしなければ…。


対馬に行ってきました 3


  これより神の領域 2017年5月

 ツシマコマルハナバチの写真が撮りたくて、やっと願いがかなった今回の遠征ですが、行ってみて大変衝撃を受けたことがありました。実は対馬という土地は、民俗学的にも非常に興味深い、元始の神のおわす土地だったのです。このことについてはSさんより、いくらかレクチャーしていただいていたのですが、現地に赴いて、特に太陽信仰の聖地とされる場所に参詣した時から、頭がオーバーフローしてしまいました。知識も心も時間をかけて整理が必要で、何というか、未消化のまま掲載してはいけないという気持ちです。
 実はもう一つ…明日から再び海に出ます。対馬のことは乗船中にゆっくりと整理して、6月の下船後に報告を再開したいと思います。また暫くのご無沙汰で、対馬の報告も中途半端になってしまい、どうもすみません。
それでは皆様、行ってまいります。

対馬に行ってきました 2


  貴重な個体 2017年4月

 対馬といえばやはりツシマヤマネコですね。交通事故等で個体数が減って、今は島内に100頭くらいといわれています。写真の個体は福岡の動物園で生まれた「福馬くん」で、対馬野生生物保護センターで飼育、公開されています。人間ならばかなりの老齢ということですが、なかなか威厳のあるお姿でした。ちょっと見づらいところもあるのですが、近所の猫とどこが違うか、わかりますか?

対馬に行ってきました 1


  ツシマコマルハナバチ 2017年4月

 対馬に行ってきました!
 東京を出発したのが4月29日。新幹線で博多、鹿児島本線に乗り継いで千早駅で西鉄貝塚線へ乗り換え、ひとまず新宮へ。それから三苫、和白と下って写真を撮った後、福岡地下鉄に乗って天神に行きました。ここからバスでベイサイドプレイスのフェリー乗り場へ向かい、Sさんご夫婦と合流。出港は日付の変わった0時5分で、対馬の厳原港には5時前に到着しましたが、ちょっと早すぎるので7時まで船内で待機させてもらいました。外には出られないのですが、船室で寝ていられるので助かります。また、朝から行動できるので、一日がとても有効に使えました。

 というわけで初日、4月30日はレンタカーを借りたのち、まず島の最北端、韓国展望所という場所に向かいましたが、何せ対馬は初体験、運転はSさんにお任せしていたので(どうもありがとうございました!)、どこを走っているかもよく分からず、今回は写真の公開を中心に、ひとまず紙芝居的にご覧いただこうと思います。

 今回、対馬を訪れた一番の目的は、この島の固有種であるツシマコマルハナバチの撮影でした。どれだけ大変かと思いきや、厳原港フェリー乗り場や展望台のツツジの植栽に訪花している姿が見られ、写真に収めることができました。遺伝子的には東京にいるコマルハナバチと同じということですが、姿はまるで異なっていて、内地のコマルハナバチのボディーがほぼ黒色、先端部がオレンジ色であるのに対し、対馬産のボディーはレモンイエローです。先端部のオレンジ色は同様ですが、見た目はまるでコマルハナバチのオスのようです。
 フェリーを降りるなりこのハチに会えて、とても幸先の良い旅行となりました。




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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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