南海電鉄6300系


  変わらぬ顔 2012年2月

大阪の中心、難波駅から和歌山県の高野山極楽橋を結ぶ南海電鉄高野線。写真の6300系電車は、沿線の住宅開発が進んだ1960年代、通勤客の輸送力増大のため投入された6000系のシリーズです。6000系の製造初年は1962年で私とほとんど同年代!東急車両製造がアメリカ・Budd社のライセンスを取得して開発したオールステンレス車体の電車ですが、写真の6300系は1970年から増備された6100系(ドアが両開きになりました)の台車交換と車体更新を行った車両です。改造前はパイオニア台車といって、軸箱外側にディスクブレーキのローターが張り出した特徴あるものでした。関東だと東急東横線や京王井の頭線などの車両で使われていたのでご記憶の方がいらっしゃるかもしれませんね。この方式の台車は、今でも相模鉄道で見ることができます(パイオニアではありませんが)。

いやいや、解説ばかり長くなりました。
40年も50年も前に作られた鉄道車両が、いまでもごく普通に現役で走っている…ってすごいことだと思います。基本設計と製造技術の確かさや、日々たゆまぬ保守点検の成せる業ですね。今では年に数回乗る程度ですが、乗るたびに感動を覚えます。デザインは(個人的には)青とオレンジの帯を巻く前の武骨な方が好きですが。

東京地区ではJR中央線201系や山手線205系、営団地下鉄(古い?)5000系のように日々見慣れた車両が次々と姿を消しました。新陳代謝は世の常ですが、それでも“いつもの”列車が見られなくなることに一抹の寂しさを感じます…。なーんて思っていて大阪に行くと、変わらぬ顔があっちにもこっちにも。電車博物館というか、タイムスリップというか、鉄道ファンには堪らない土地ですね。中でもこの南海電鉄6000系は、未だ廃車や転属が出ていないそうです。どうです、なかなかいい顔してると思いませんか(ちょっと欠けてますが)?

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子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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