写真から見えるもの


  カヤオ港にて 2007年12月


 補給で入港したペルーのカヤオ港で、港湾関係者のトラックが岸壁の道路を走っています。今までなら、この車はフォードトラックの何年式で、どんなスペックでどのくらい輸出があって…とか書いていたのでしょうが、つらつらと見てみるに、いろいろ面白そうなものが写り込んでいます。

 後ろのでっかいタイヤはどんな車につけるのだろう?
 いったいどこで作っているのだろう?
 1本いくらくらいの値段なんだろう?
 積荷のロープは何に使うんだろう?
 バンパーの真ん中の青いライトはどんな時に使うんだろう?
 ナンバープレートのPYってどんな意味があるのだろう?
 おっちゃんたちの家族ってどんなだろう?
 おっちゃんたちの収入はどのくらいだろう?
 おっちゃんたち、今日はどんな夕食を食べるのだろう?
 おっちゃんたちはどんな休日を過ごすのだろう?

 この写真からどんな音が聞こえますか?
 この写真からどんな匂いがしますか?

 などなど。

 この写真に写っているのは港湾業務に従事する貨物自動車のオタク的カタログ写真ではなく、我々日本人と同じように日々を暮らすペルーのおっちゃんたちの日常の一コマです。これは何かと説明したとして、それ自体が悪いわけではありませんが、そこに映るものの意味や、その向こうに見え隠れするものを写すことが写真の力であり、写真の楽しさではないかと思う次第です(写真を撮ることの楽しさを忘れがちな自分自身への戒めとして)。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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