大阪・和歌山出張 7


  帰り道 2014年10月

 出張の用件も済んで駅までの道すがら、ちょうど小学校の下校時間に重なりました。小さな街ですが、ランドセルを背負った子どもたちがたくさん歩いていきます。都会の下校風景と違うのは、子どもたちが私に向かって「こんにちは」とあいさつしてくれること。照れたような、困ったような表情は好感度が高いです。私もこんにちはと返しますが、内心、こんな知らない人(おっさん)に声をかけても大丈夫なのかなと、少し心配をしてしまいました。

 プライバシー保護なのか、最近は写真に人の顔が写ることについて、とても神経質ですね。庶民の生活を記録した街角の光景や、街頭の風景の端っこにちょこっと写り込んだ人の顔にまで、ぼかしたり目線を入れたりした写真をよく見かけるようになりました。ウェブで写真を公開したり、その写真にコメントを返したりということが簡単にできるご時世です。活発に発表される半面、批判・誹謗・中傷もお手軽にできるため、自衛の策ということでしょう。

 でもねぇ…。悪意のある内容ならいざ知らず、単に風景の一部分であるなら、あるいは微笑ましい光景であるなら、写っている人にとってどのような深刻な人権の侵害や不利益が生じているというのでしょうか。いちいち目線を入れられる方が犯罪者みたいで気分悪くないですか? 一日に数人程度の閲覧しかなく、これといって過激な内容もない長閑な私のブログでさえ、揶揄する人がいないわけではないので、人気サイトや尖った内容のブログなどでは、重箱の隅をほじくって難癖つけたがる人の格好の餌食になることは想像できるのですが、それにしても困った世の中ですねぇ。

 写っている人に不利益かどうか、要は公開する人の意識次第だと思うのです。それを人権侵害だと騒ぎ立てるのは、内容を理解しない阿呆のすること(悪意のある公開には、どんどん批判してあげて下さい)だと思うので、放っておけばよさそうなものですが、そうした世の中になるには、世の中自体がもう少し大人にというか、成熟するのを待つしかなさそうですね。いったい、いつになることやら…。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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