夏のこと 1


  向日葵の花 2014年8月

 お盆を迎え、夏真っ盛りの毎日です。皆さんお元気にお過ごしですか。東京の気温は連日のように30℃を越えて、さすがにエアコンがないと体がきつく感じます。何もしなくても汗がじわっと出てきて、おぉ、気持ち悪い!

 子供の頃、大阪市南部の府営住宅で暮らしていました。5階建ての5階だったので、夏ともなれば天井が焼けて、コンクリートに蓄えられた熱が夜になっても抜けず、蒸し焼きになりそうな暑さでした。頼みの綱の扇風機は熱風を吹き付け、一番の涼はというと、ベランダに盥を出して行う行水でした。5階なので、上から覗かれる心配がなかったのですね。
 当時の公営住宅には風呂付というのがあまりなく、家族そろって風呂屋(銭湯)に通ったものです。夏は脱衣場の天井に大きなファンがブンブン回っていて、バタバタと暴れる風呂敷で上手に洗面器や衣類を包むのが子供にはひと苦労でした。風呂屋に行かない日は行水で、台所の湯沸かしからお湯を運んで浴びました。汗疹の薬なるものをお湯に入れるのですが、これがけっこう凄まじい匂いで、今でも思い出すことがあります。

 家庭にも風呂屋にも、もちろん学校はじめ、大ていの場所には冷房装置がなく相当な暑さだったはずですが、当時はそれが当たり前だったせいか、それなりに何となく過ごせていたように思います。ちなみに冷房のある場所は、喫茶店か特急列車か、百貨店、一部のタクシーくらいだったような。普通列車に冷房が備わったのはずっと後、高校受験の頃だったでしょうか、わざわざ乗りに行ったりして、親に怒られました(帰宅が遅くなって)。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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