ふと、足の止まる風景


  逃げ遅れた樹 2006年1月

街の姿が大きく変わることがあります。建物の様相や道そのものが付け替えられたりします。そのような時、もともと植わっていた木々の多くは移植され、あるいは切り倒されたりするのですが、時に何らかの理由でそのままにされることもあって、写真の木も住宅と駐輪場の間、少々邪魔な位置に残されていたのでした。何やら居心地が悪そうです。歩けるものならどこかへ行ってしまいたいような。

大学時代、近所にケヤキだったか大木があって、道路の半分くらいまではみ出して立っていました。あからさまに通行の邪魔なその木は、根元に小さな祠があって、なんだかの神様が祀られているのでした。聞けばその木を切ろうとすると、何かと災いがあったのだと。

写真の木にどのようなストーリーがあるのか、窺い知ることはできませんが、一木一草に神宿る、まさにそのようなことだったのかもしれませんね。

Comment

Post a comment

非公開コメント

プロフィール

mesoplodon

Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QR