第八起屋丸


  おいらの船は300トン 2014年1月

先週の木曜日・金曜日と、千葉県の銚子を起点にして、茨城県の神栖市波崎に出張してきました。銚子港でサバの水揚げを見学したり、水産加工会社の工場を見せていただいて経営者の方々にお話を伺ったり、それはそれは濃い2日間でした。

その出張で宿泊したのが銚子駅近くのビジネスホテルなのですが、そこは部屋の調度やエレベーターの装飾がふた昔ほど古くて、時代から取り残されてしまったかのようでした(そのかわり料金はすごく安かったです)。

そしてホテルのロビーの片隅に置いてあったのがこの模型。
説明のプレートによると、静岡県清水市(現在は静岡市清水区)の三保造船で昭和35年9月26日に竣工した、鮪延縄漁船「第八起屋丸」339.03GT(総トン)とあります。旧い船なので、そもそも「きやまる」なのか「おきやまる」なのかも分かりません。現在のマグロはえ縄漁船のスタンダードと違ってトン数は小さめ(このクラスは現在、450~499トンが多いです)、船首側のデッキ(胴の間といいます)は広くて、中央のマストからデリック(水平方向のアーム)が延びています。現在の水揚げ作業は岸壁に持ってきたクレーン車で行うため、デリックは基本的に備わっていません。昔は自力で行っていたのですね。そのあたり、時代を感じさせます。

こうした船舶模型は、船が竣工すると造船所から船主さん(オーナーさんです)に渡されるもので、とても精巧にできています。博物館などでも目にしますが、本物の船とはまた違った魅力があり、航海への想像力をかき立てるものです。それにしても、この「第八起屋丸」の模型はどういった経緯でここに置かれていたのでしょうか。ホテルの人には聞きそびれてしまいました。いろんなドラマがあるのかもしれませんね。それはこの次の楽しみにしたいと思います。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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