缶詰だいすき!


  水産缶詰界のスタンダード 2013年12月

サバという魚の食べ方は古今東西、数々ありますが、私が船で教わった“一番美味しい”食べ方は「水煮」でした。一日の調査が終わった夜、舷側に竿を出すと面白いようにサバの釣れることがあって、釣った後は開いたり干したり忙しいのですが、そんな時に船の人たち曰く「水煮が一番美味しいよ」と。調理は何も難しいことはありません。内臓を取り除いてぶつ切りにし、鍋で煮るだけです。水と少々の塩のほかは何も要りません。物足りない時は食べる際に醤油やマヨネーズを付けます。シンプルかつ美味しい、それがサバの水煮でした。

かの震災の後、備えあればナントカで缶詰を備蓄するようになりました。その道の達人?に言わせると、ただ食べればよいというものではなくて、普段の暮らしを忘れないような缶詰選びが大切とか。それはきっと異常事態の中にあって、普段に近い食生活を送ること(相当、難しいでしょうが…)が正気を保つうえでも大切だということなのでしょう。そうした意味ではシチューやフルーツ缶詰など、バラエティーは大切ですね。

水産物の缶詰では高級品のカニ缶、サケ缶、ホタテ缶などに対し、庶民の味方のサバ缶、イワシ缶、さんま缶などがあります(マグロとカツオは中間あたり?)。味付けの王道は味噌煮、蒲焼、、照焼、水煮あたりかなと思いますが、近ごろはみぞれ煮やカレー味など、バリエーションも増えてきました。

でも個人的にはサバの水煮に勝るものはなく、薄い塩味に潜むサバの旨味は言うに及ばず、骨まで食べて且つ汁まで飲み干せるのはこれしかありません。しかもメーカ希望小売価格を大きく下回る、税込98円というこの安さ!
缶詰売り場を通ると、この缶詰がひときわ強い吸引力ビームを放っているのです。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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