ペルーのこと 6


  ロンサム・カウボーイ 2007年12月

高校を卒業した80年代の初め頃、毎月欠かさず買っていた雑誌がありました。小学館から刊行されていた「写楽(しゃがく)」という写真雑誌で、数々の写真家の作品はもちろん、世の中を斜めにぶった切った記事が、私のような若造にはとても新しく映りました。今でも思い出して、新鮮な気持ちになることがあります。

そんな写真雑誌に時折、カーオーディオだったか、アメリカの荒野をモチーフにした広告のシリーズが掲載されました。狭い日本で育った若造は、荒涼としたアメリカの広さに憧れました(そこで日本を飛び出さなかったのが私の限界でしょうか…)。その広告で象徴的に取り上げられたものの一つが、このキャブオーバーのトラクターヘッドです。一人荒野をドライブする、渋めのカッコ良さがありました(勝手な思い込みですよ)。

写真の車は、運転席後方にベッドスペースを備えたミッドルーフ・スリーパーズというタイプで、メーカーはダイムラー系列の「フレイトライナー」。アメリカではボンネットタイプのトラックが多いので、ペルーでもちょっと希少種かな。この車は年季が入っているらしく、あちこちぶつけてはいますが、それがまたいい味を出していると思います。カヤオではピッカピカの最新式に交じって、このようなトラックもけっこう走っていたのが印象的でした。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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