芋虫に想う


  小枝に同化した…つもり 2013年10月

10月の散歩道でお目にかかったイモムシです。スズメガの仲間に間違いなさそうですが、図鑑やネットで調べてみても種類は分かりません。ともあれ秋深まり、いよいよ冬を越す準備が終わったようでした(これから土に潜って蛹になるのですね)。それにしても堂々とした体躯、体長は8cmほどもあったでしょうか。

夏の間はひたすら食べ、ひたすら食べ、ひたすら食べ、このように大きくなって安泰に親になれるかというと、そこは厳しい世界のこと、小さいうちは鳥や捕食性昆虫(カマキリや狩人バチなど)、大きくなっても寄生性のハチやハエなどに狙われ続けます。また哺乳綱ヒト科ヒト属ヒトの幼体の一部攻撃的なグループ(いわゆる悪ガキ)による被害も少なくありません。イモムシのうちは(特に)危険がいっぱいなのです。近ごろ流行のガーデニングでもイモムシは目の敵にされるので、天敵リストにヒトの親を加えた方がよいかもしれません。

バルーン型の体を内圧のみであのように支え、歩行し、蛹化して蛾に変化する…。それは素晴らしいメカニズムの集大成です。姿かたちを気持ち悪がるのではなく、イモムシの一生(蛾の一生)をメカニズムの観点でしっかり追ってゆけば、驚異と感激に溢れるのではないでしょうか。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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