それでも生きている


  パイタの野犬 2007年11月

生きるに“ゆるくない”時代です。仕事、収入、結婚、家族、生活、税金、経済、外交、戦争、汚染、環境…。多くの人が不安にさいなまれ、心安らかに過ごせぬ日々を送っています。街ゆく人の表情に始まって、マスコミが静まる暇のない事件の数々に至るまで、この社会をがっちり固縛せしめているのは「不安」ではないでしょうか。

保険やら健康食品やら、不安に乗じて売り込んでくる商品が多いですね。使うと便利ですよ、ではなく持ってないと仲間外れになりますよというネガティブなイメージを重ねた商品もけっこうあります。要は本当に必要なもの以外、欲しがらなければ良いのですが、ふと気が付くと出費がかさんでいたりします。
その昔、清貧という言葉がありました。貧しいながらも心安らかに暮らすことのできた時代であったかと思います。今日、貧しいとは人生の敗残者を意味し、社会の厄介者、恥ずかしい生き方を指すようです。なので誰しも住居を定め、あれこれ飾り付け、所有物はじめ生活水準を他者と比べて安心を得ようとします。
地位も財産もない私は、きっと敗残者の方に分類されてしまうのでしょうね。ならばせめて清々しく生きたいと願う今日この頃。そう、生きているだけで素晴らしい!

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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