貧乏はすれど


  畑の枯山水 2012年10月

貧乏はすれど我が家に風情あり。質の流れに借金の山…昔の人は粋なことを言ったものです。生活にゆとりはなくとも、気持ちにどこか、からりというか、そんな状況をも笑い飛ばしてしまうような強さとユーモアがありました(もうこれ以上、どうにもならんワィという開き直りもあったかな)。

東京に出てきて30年あまり、クーラー、いやエアコンというものを買ったことがありません。昔住んでいたアパートはエアコンどころか網戸もなかったので、夏になると窓を開放して蚊取り線香を焚いて寝てました。すると蚊が落ちる前に人間が煙に巻かれたり、夜中にカブトムシが部屋に飛び込んできて(一応、東京都なんですが)あちこちから埃が降ってきたり、日中の室温が40℃くらいになって、昼寝をしたら人の形に汗で濡れていたり…。何ともお恥ずかしいのですが、笑ってしまうくらいお金がありませんでした。それでも質の流れと借金の山を築くには至らず、つくづく風情のないことですね。

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Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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