カツオドリのこと


  生と死の一瞬 2008年1月

トビウオは高速で遊泳する大型魚類などから逃げるため、海面上を滑空します。空飛んで逃げたった…つもりが、上には上がいるもので、さらに上空ではカツオドリがその時を狙っていたのでした。

船にやってきたカツオドリは、船首付近を離れずふわふわ飛んでいます。上空待機というやつですね。それでトビウオが滑空するとみるや、急降下して後方からトビウオをキャッチするのです。そのまま水面で食べて(丸呑み!)しまうこともあるし、この写真のように空中で魚の向きを調整(呑み込むなら頭の方からですよね)してから呑み込むこともあります。
狩りがいつも成功するかといえばそんなこともなくて、けっこう失敗が多いです。カツオドリなりに悔しいのか、失敗した後、ゲェッと鳴くことも。

調査中、操舵室の上の観察席でクジラを発見すべく(目視調査なもので)緊張している時に、カツオドリが目の前をふわふわ飛ぶのは見ずらいものですが、それ以上に困るのが“糞”です。ゆるい泥水みたいなのが、びゃーっと飛んできて、かかるとけっこう生臭いです(サカナ食べてますからね~)。クジラに集中できなくて本当に困ったものでした。

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カツオドリって映像の中で見てる分には剽軽だし、なんだかゆったりと飛んでいて好きな部類の鳥なんだけど、実際目の前で飛ばれたらそんなことも言ってられないのですね(^-^;

Re: タイトルなし

書き忘れていたのですが、水中の魚を狙った時は体をまるで楔(くさび)のようにして激しく突入します。これはすごい!写真あったかナァ?

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mesoplodon

Author:mesoplodon
子供の頃から「生き物」「乗り物」「化け物」好き。海やら街やらで写真を撮っています。

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